鳳凰三山 (青木鉱泉登山口 ドンドコ沢)
(地蔵岳2764m〜観音岳2840m〜薬師岳2780m
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2010.9/18(土)〜 /19(日)
 

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9/18 多治見   小淵沢IC
青木鉱泉P
南精進ノ滝 鳳凰ノ滝 白糸ノ滝 五色ノ滝 鳳凰小屋
翌日
9/19 日出
(着) 7:20 9:08 10:09 11:17 12:15 13:15 5:30
(発) 4:20 7:25 9:33 10:29 11:50 12:27 5:10
地蔵岳
オベリスク
赤抜沢ノ頭 鳳凰小屋
近道分岐
観音岳 薬師岳 御座石 中道登山口 中道登山口
の入口
(着) 5:54 6:50 7:18 7:43 8:20 9:22 10:43 11:22
(発) 6:33 7:57 8:42
10:48
青木鉱泉P
尾白ノ湯 多治見   登り
小屋迄
 
  登り(小屋〜地蔵岳迄)   縦走(地蔵岳
〜薬師岳迄)
  下り
薬師〜P迄
  全山行時間
(着) 11:50 13:05   18:30   5:50(3:40)   0:44   1:48(1:34)   3:08(3:03)  
(発) 14:15       内休:2:10     内休:0:14   内休:0:05  
世間は三連休で山に観光地にと大勢の人出が予想される中、山へはどうしようか?と迷って居た処へ
タイミング良くH氏から『鳳凰三山』
への誘いがあった。
会山行の二泊三日の荒川、赤石への計画もあったのだが、仕事の関係で月曜日の祭日は駄目だ!
一つ返事でH氏の誘いにOKを入れた。

H氏は小屋泊り、僕はやはりビール歩荷のテント泊で、青木鉱泉からドンドコ沢の縦走計画を会に提出して
GO!GO!だ。

オベリスクってどんなんだろう?

9/18(土) 青木鉱泉〜ドンドコ沢〜御滝巡りで鳳凰小屋へ --

多治見出発は少し遅めの4時だ。H氏の家まで行き何時ものように運転をお願いする。
ヤング中高年は今日も元気だ。
未だ暗いが雲はなさそうだ。高速を一路小淵沢まで向かうが
途中、恵那山トンネルを過ぎた頃から薄明るくなり始め少し雲があるがまずまずの天気だ

南アルプス、中央アルプスは雲で見えない。残念だ。
小淵沢まで一気に走りR20号を南下する。牧原の交差点を右折し青木鉱泉を目指す。

青木鉱泉の駐車場は意外と多く少し離れた処に案内された。有料で一日750円だった。
早々に準備をして歩き始め、ドンドコ沢登山道をどんどん?登る。
やがて九十九折りの急登の整備された広葉樹林帯を登り始めると、清かな風と鳥の囀りが
やさしく心に響くが、頭からは汗がどっと噴き出て意外とキツイ!18キロのザックが肩に食い込む


18名の石川県からの団体さんに道を譲って貰い、二つの沢を越えれば
南精進ヶ滝の入口だ。歩き始めて1時間半だ、意外に早い。

岩を攀じ登り滝壺の見える処で喉を潤し休憩とする
滝の飛沫を浴びて気持ち良い。
青木鉱泉の古建築  大人気の人列 見事な大木
     
飛沫をあげる南精進ノ滝 この景色を見ながら朝御飯 流れ
     
南精進ノ滝を後にし滝の展望台へ登ると、また違った滝の姿を見ることが出来た。
滝をバックに写真を撮り
 どんどん登ると25分位で鳳凰の滝見学コースとの分岐に着く。
ドンドコ沢の目的は滝巡りなので躊躇なく滝に向かう。10分かからず滝に着くが
鳳凰の滝は遠すぎて良く見えない。二股になっているのが確認できる。写真を撮りそのまま次の滝
白糸の滝に向かう。あらら?石川隊が先にいるぞ?多分滝には目もくれず登っているのだろう。
それにしても賑やかだ。先を譲って貰い急登を登ると白糸の滝
に着く。知らない間にガスが覆っており
見通しが今一だ。誰もいないので少しお腹を満たそうと広げると直ぐに石川県隊が訪れ余りゆっくりは
出来なかった。写真を撮り 次の五色ノ滝に向かう。
それにしても登山客の多さにはびっくりだ。
若い学生、山ガールも多いし中高年のグループも多い。一番多いのは恋人同士なのか? 
男女の二人連れだ。

五色ノ滝は登山道から少し下った所に水量は今一だが、それでも迫力満点で飛沫をあげていた。
落差40メートルらしい。写真を撮り いよいよ鳳凰小屋に向かい最後の力登だ!
ちと遠いなぁ鳳凰ノ滝 白糸ノ滝 五色ノ滝
     
登りつらいなぁ、階段 急登も終わりか?開けました やっと着いたぞ!この達成感!さぁビアだ
     
意外にキツかった急登も終わり雑木林の緩やかな沢伝いの道となり、まもなくトイレ改修中の小屋に到着
さっそく僕はテント、H氏は小屋泊りの手続きをしてテントの設営に入る。小屋の主人の指示に従い
テン場では詰め込み状態の状態で順に張らされる感じだ。今のところ15張りあるかないかだが
最終的に足の踏み場もない位の80張りだった。大人気だ。

設営を終えて少しのんびりした後2時位にテラスでH氏と待ち合わせをし少し早いがビアタイムとした。
テラスは大人気で良い場所はなく少し奥まったところで乾杯だぁ

単独の女性が隣に座り自然と会話が始まる。東京からのお客様だ。
どうりで我々と違い垢抜けた感じがした訳だ。

単独テント泊で山を巡って居ること、伊那に友達がいる事、今回は2週間の長期休みで、此処から
剱岳を目指す事…などなど、こんな酔っ払いを相手に長い事付き合っていただきました。

楽しい長期縦走山行になると良いですね。

そんなこんなで楽しい時間を過ごしテントに戻れば……

あらら、足の踏み場もない位だ。
大人気!

何時しか、うつらうつらがづぅ〜と続き周りの話声のうるさいテントの夜は
眠れたかどうか解らないまま、朝3時半を迎え目覚めました。
我が館 大人気のテラス あらら 足の踏み場もないテン場

9/19(日)鳳凰小屋から鳳凰三山縦走〜中道で下山  --

朝はH氏と四時半待ち合わせでテラスに向かう。
既に頂上で御来光を迎える人だろうか?大勢の登山者がヘッドライトを照らして登っていくのが見える。
薄明るくなった頃、さぁ出発だぁ!疲れもとれたのか軽快だ。やがて灌木の間から日出を拝む。

雲海の中の御来光だ。

樹林帯を超えると花崗岩と砂地の登山道となり、目指すオベリスクが姿を現す。
少し雲が出ているがロケーションは期待が持てる。

砂地をジグザグに登り詰め地蔵ヶ岳の頂上だ。目の前に広がる甲斐駒ケ岳を写真に撮り
ザックをデポしてオベリスクに取り付く。

花崗岩の岩肌は登り易くあっという間にトップの下に、トップにはロープが下がっているが
帰りを考えて登るのは止めた。それでも此処からのロケーションは素晴らしい。

目の前に甲斐駒ケ岳、その左奥に仙丈ヶ岳、南に大きく北岳、間ノ岳〜農鳥岳、更に塩見岳、
荒川三山。北方面には少し雲がかかるが八ヶ岳が広がりその東には秩父の山並みが広がる。
そしてなんと云っても富士山が大きく広がるのだ。
なんと言う贅沢なロケーションだろう。
少し風が強く寒いが寒さも忘れて山並みを楽しんだ。

その後は賽ノ河原で写真を撮り次のピーク観音岳目指して出発だ。
鳳凰小屋テラスからの朝焼け 振り向けば御来光 命を浴びて御神体??
     
命を掴む 地蔵ヶ岳 オベリスク
     
賽の河原 赤抜沢ノ頭から目指す観音岳 甲斐駒ケ岳と早川尾根
   
赤抜沢ノ頭への狭い急登を登り詰めると一気に稜線が広がり、軽快稜線漫歩の始まりだ。
シャクナゲや這松の広がる花崗岩の岩肌の稜線は歩きやすく軽快だ。
岩稜の登山道を登り詰めれば一気に下り鳳凰小屋への近道分岐が現れる。此処からのキツイ登り返しを
がんばって登れば観音岳はすぐそこだ。

花崗岩の頂上には多くの登山客が思い思いに写真を残しており、我々も暫し写真を撮る。
早々に最終ピーク薬師岳を目指し出発だ
観音岳からのロケーション 左〜甲斐駒ケ岳  中央〜北岳  右〜富士山
   
観音岳から薬師岳まではほぼ平坦な花崗岩の砂利道で360度のパノラマを楽しみながら
快適な稜線歩きが楽しめる。

この縦走は好きだなぁ とても好い。も少し晴れて紅葉が進めばさぞ綺麗だろうなぁ

そんな想像をしている間もなく直ぐに薬師岳のピークに到着だ。未だ8:20分だ。
此処でもピークで写真を撮り360度の大パノラマを楽しんだが少し雲が多くなってきたかな?
薬師岳からのロケーション 左〜仙丈ケ岳  中央〜塩見岳  右〜荒川三山   
     
さぁ 後は下るだけ。案内では4時間弱の灌木帯の下山とある。ただ黙々と下るだけだ。

8:42に出発して休憩を含めて4時半位を目途に下山開始する。
花崗岩の砂利から直ぐに低木のシラビソ樹林帯に入り良く見るととても涼しく心地よい。
暫くそんな道が続くがそのうち広葉樹林帯に入る。

そうこうしているうちに大きな岩が横たわる広場に出る。
此処が御座石かな?意味のないつっかい棒が何本かかわれているのが何故か笑える。

H氏の命で休憩なしで只管下ると突然携帯が鳴り出ると、
同じ山岳会のメンバーで今日荒川に登っているNしだった。
同じ山の上…手を振れば見えそうだ。快適に楽しんでいるようだ。

その後も何組かの山ガールと擦れ違いながら、ただ只管くだりいい加減疲れて来た頃に林道に
ぶつかった。中道の登山口との標識がある。此処で少し喉を潤し針葉樹林帯の登山道を
一気に下ると林道の延長である登山道入り口にぶつかる。
もうすぐそこかな?
と思い看板を確かめると青木鉱泉まで40分とあるではないか。
二人してがっくりだ!

仕方なく砂利の歩きにくい林道を黙々と歩き、谷川に架かった近道を渡ればやっとのことで
青木鉱泉着だ。
早々にビールを頂きとても幸せになる。Hさん、運転いつもありがとうです。

早々に来た道を温泉に向かい体を休め汗を流し多治見着は渋滞があって6時半でした。

今回もとても充実した楽しい山行になりました。
しらびそ樹林帯 御座石 白州〜尾白の湯

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