浅間山(高峰高原車坂峠登山口(1973m))
黒斑山(2404m)~蛇骨岳(2366m)~仙人岳(2319.1m)~鋸岳(2254m)
浅間山(前掛山(2524m))
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2012.10/12(金)前夜泊~13(土)

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今年の何月だったっけ?従兄と浅間山登山を計画して佐久の此処まで来て…確かに天気は今一だったけど
その日の夜の宴が深すぎて…翌朝、ダウン!高速代、ガソリン代含めて高い居酒屋代になったもんだ!
そんな訳であの日は登らずリタイヤ!
でも今年の内に行きたいなぁ~それもanniversaryが良いね?なんて勝手に決めて。
そんでもってこの日になったのだが天気は上々、楽しい山行になるかな?

10/12(金)前夜泊 

例によって何時もの様に車中泊での計画で登山口を目指す。
今年6/9に従兄とチャレンジした時に場所の学習をし、今回も同じように
岡谷から下道で佐久、小諸を目指す。なんだか解らないが?佐久っていう響きが昔から
耳に残り、なんとなくだが好きだなぁ?多分最初にイオンへ行った頃の昔があるのだからかな?
そんな訳で今回は有料トンネルを走り小諸へ向かいチェリーパークウェィを走って高峰高原の
駐車場に着いた頃は多治見から距離にして239㎞、夜10時位か?
満天の星空の下、佐久の夜景を手が凍えそうな寒い中で撮り捲り、
車で独宴を楽しんで標高2000mの夜に乾杯だ!外気は2℃くらいか?
そんなこんなで、楽しいね?素晴らしい星空だ。 高峰高原ホテル
 
高速から仙丈ヶ岳を眺め岡谷で下道、高峰高原から佐久の夜景を満喫…綺麗です。

10/13(土) /

前日の夜、2~3台だった車も朝起きて見ると20台位は居るかな?まだ4時だ!今日の行程の事を考えて
暗い内の出発とする。登山道からヘッドランプの灯りを頼りに、星や風に導かれながら低木の
シラビソの中を静かに登る、登山者はまだまばらだ。
前回リタイヤした辺りを過ぎると順々に空が白みかけ、避難小屋に着く頃は明るくなっていた。
避難小屋は正に活火山の浅間山らしくシェルターの様に円形の鉄で作られている様だ。
ここから登山道は大きく南に折れて今までの樹林帯から一気に開けてロケーションが解放される。
目の前に浅間山が聳える、遠く富士山も確認出来、東には八ヶ岳も見える、
なかなかのロケーションですなぁ?
ここでテンション、一気に上がって写真撮り捲りだ。
目の前にソソリタツ岩のトーミの頭へ登り始めるや否や浅間山の南斜面から~…
パチパチ!!御来光だ!スンバらしいですね。本当に素晴らしい光景だ。
映 り ゆ く 朝 の 彩
素晴らしい元気を頂いてトーミの頭で三脚立てて…
これから行く外輪山に朝日が当たり、これまたたまらない光景だ。
すっかり暖かくなった稜線を先ずは黒斑山へ、この頂上は直ぐで
人気の山頂にしては少し地味な山頂ですな?
取り敢えず独り占めの頂上記念撮影だ、
とっても気持ちの良い林間の登山道を蛇骨岳まで歩く。
途中露に濡れた草木が朝陽を浴びて生を吹き込まれる様に感動する。
梅雨が溶けて玉になって滴り落ちて…その生を野鳥が飲みに来て…
そんな光景を目の当たりにすると
本当に感動だ、生きていて良かった、今此処に居てこの感動を
感じている自分に感謝!そんなこんなだ。
      
何時みても何回見ても…命だなぁ
           
 トーミの頭から黒斑山を経て蛇骨岳へ、この間の歩きは静寂で生き物たちの宝庫で素晴らしかったなぁ
           
 
大自然の命たち
           
蛇骨岳からは今まで見えなかった北の世界が広がっていて、これを見たくて此処へ来た様なもんだが
菅平方面から志賀高原、白根山から草津方面、目の前は嬬恋村、良く見えるが…懐かしいなぁ
あの辺りを何度走った事だろう

蛇骨岳からの稜線歩きは岩場に急変し、風も強い、稜線縦走は更にここから仙人岳を経て、名も無い
ピークを北の斜面をトラバースして進めばJバンドの標識へ
一応鋸岳まで足を延ばしロケーションを楽しむ。
ここから鬼押し出しの観光施設が眼下に見える。
昔、あの辺りで観光してたわけだ、あの南方面は軽井沢になるのかな?
そんなこんなでJバンドへ戻るが?
そもそもJバンドとは何ぞや?
多分ルートがJの時の様に360度の弧を描いているから?そう解釈して調べてみると

《Jバンドとは》
ここは旧浅間山が出来たときに積み重なった溶岩や火山礫の層が交互にあり下から数えて10番目
(アルファベットのJが10番目)の所を指すとの説もあったが、実は昭和26年に群馬県在住の有志が
安全に賽の河原へ下りられるルートを開拓し、これを浅間山側から見たとき尾根とルートの組み合わせが
」に見えるので「Jバンド」と命名され、バンドを直訳すると帯なので「火山礫の層」と勘違いされた
ようだが、実際はゴロの良さだけで付けたとのことであった。

Jバンドの名付け親
、現在は「群馬県中高年登山者の会」会長さんとして活躍されています。』

らしい。まんざら間違っていなかったのかな?

           
蛇骨岳~仙人岳を経て岩の尾根を行きJバンドから鋸岳ピークにて
           
遠く鬼押し出し方面 これから行くJバンド 下りの途中で外輪山を振り返ると
           
急な岩場を一気に下りながら振り返ると外輪山の岩場が急峻に聳え立つ、ナカナカノ光景だ。やがて
荒い岩場を下りきるとまるで庭園にでも来たかのような静かな草原歩きとなる。
唐松?が黄色く色ずいていて綺麗だ。
目の前の浅間山には雲がかかり少々天候が心配になる。地図ではこの登山道は大きく遠回りしていて
このまま目の前の浅間山へ直登した方が随分近道に見えるが、それはいけないことかな?
気持ちの良い草原の道から林間に入ると直ぐに浅間山荘方面からの登山道と合流し
ここから、いよいよ、浅間山を目指す、最初はシラビソの林間だが直ぐに森林が無くなり
岩肌の登山道が浅間山を斜めに真っ直ぐついている。急では無く歩き易い。
今まで人に会わなかったが、合流してからはサスガ土曜日、人気の山、何人かの登山者と
抜きつぬかれつで頂上を目指す。
           
Jバンドから合流地点、ここから一気に岩場を登りシェルターのある尾根へ、ここから前掛山を目指す
           
強風の中、前掛山をめざし火口岸壁を行く、頂上より牙山~剣ヶ峰を望む
           
本当の浅間山頂上へは立ち入り禁止、荒涼とした前掛山を強風の中
制覇して写真を撮り早々にシェルターへ、少しここでお腹を満たし
暖かくなった所で一気に下山する。まだ10時だ、
下山途中、多くの登山者と擦れ違い挨拶を交すが、若者が多い。
一気に下り湯の平口まで来ると多くの人達が休憩中だ。
浅間山コースは、こっちからの浅間山荘コースが主流なのかな?
ここから本日の急登、草すべりへ分岐して行く。

一気にトーミの頭まで駆け上がる草すべりコースは
今回の計画ルートの一番厳しいと思っていた急登だが
登って見れば…なんのその?
意外に楽に登れたような…
そんなこんなで、朝のトーミの頭まで戻って来ましたよ。
草すべり~見上げるトーミの頭
           
登り詰めれば大人気のトーミの頭
丁度お昼で皆さん休憩中でした。
もう一度写真を撮って富士山も眺めなおして
帰りは登りと違う中コースを下山、
Wポールを巧みに使い?空を跳ねる様にグングン
くだり、途中、天然カラ松の生える広場で
暖か味を体で感じて紅葉した木々をくぐり抜けて
下山しました。

時間を気にして暗い内に出発した今回の浅間山、
帰って見れば、まだお昼でした。

ちょっと雲と強風にやられた頂上だったけど
それはそれで、一期一会、
楽しかったなぁ
岩場あり、荒地ありの急登を登ればトーミの頭へ
     
トーミの頭からは中コースで下山です
           
まばらだった駐車場も満車だ 小県郡長和町の交差点を通り旧和田峠経由で
           
信州の道は何処を走っても走った事のある道の様で
下道が好きだな?
          

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