表銀座縦走
(燕岳2762.9m~大天井岳2921.9m~常念岳2857m)
(中房温泉登山口746m)
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2015.5/2(土)~4(月) テント泊 会山行(春山合宿) 6名

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出逢った花や鳥たち


会で盛り上がった春山合宿,
何時もなら立山へアルペンスキーに行きたい所だがメンバーと一緒の楽しい山行に
期待が膨らみ表銀座を歩く計画に参加する
当初は槍ヶ岳へのルートを計画したが、メンバー全員経験不足と言う事で
一度夏道を経験してから…と言う事になり
今回は常念岳、天候次第で蝶が岳まで…と言うルート計画での決行だ
どちらにしても槍を見ながらの稜線歩きに期待するが
後は微妙な天候次第だ!!
良い天気に迎えられますように…


5/2(土)  
天気予報は二日間は大丈夫そうで三日目が微妙な所だ
集合は5:00、Kko君家に
今回は総勢6名で2台での移動となる
Kko君の車にTさん、Kken君、Sさんの車にUi君と自分が乗り込みいざ出発だ
日が長く既に明るい高速を途中で朝食休憩を挟みながら一路安曇野インターへ走る
インターを降りての下道からは常念岳がくっきり見えてテンションが上がり山行への期待が膨らむ


何度も通る道だが民家が無くなるとやはり山岳道路だ
カーブが厳しく坂も急になる
適地の駐車場は既に満杯状態で手前の有明荘裏手の駐車場に停める  8:15到着…家から3時間だね
早々共同装備を分配し準備してきちっと靴紐締め直しいざ!!
アスファルトを中房温泉まで歩き最後のトイレ休憩、ここから緊張感もって
いざ、登山開始だ

それにしても人が多い、GW、人気の山だね

北アルプス三大急登の登山道だが30分置きに休憩ベンチがありオーバーペースにならず
ペース配分が楽な登山道だ
先ずは第一ベンチへ…9:30 丁度30分経過だ
少し休憩して次なるベンチへ
第一ベンチを過ぎると積雪あり、5月だから当然だね
途中荷上げのケーブルと交わると直ぐに第2ベンチだ、ここでもなんとなく休憩だ
次の第3ベンチからは一気に積雪が多くなる情報なのでアイゼン装着で安全を期す

アイゼン大正解で、一気に雪が多くなるが無でも歩けるかな?
それでも踏ん張りが楽なので余計な力を使わず歩けるから楽ちんだ
そんなこんなで富士見ベンチを過ぎ岩場を越せば
大天井岳への稜線が見え始める、その上直ぐに合戦小屋に到着する


合戦小屋は大人気だ
皆の装備を見るとテントも多そうだ、テン場の心配が一気に増し、若手二人で先行して貰う事に
Kko君とSさんにエールを送り拙攻で送り出す。
我々は…と言えば 会話を楽しむ…訳で…
若い子はカラフルに着こなしとても活発そうで良い。
横浜方面から来たという女性3人と会話を楽しめば、燕山荘のツアーに参加しているそうで
今から雪山訓練があるそうな…
毎年行われているそうで結構厳しい訓練付きのツアーの様だ
彼女らを集合時間に見送り、我々はテン場を目指して出発だ、真っ青な空を見上げると
ハングライダー?が気持ち良さそうに空を舞っていた。
訓練中のツアーを横目で見ながら真っ青な
空をめがけて上り詰め
振り返れば…槍ヶ岳だ!!

此処からの積雪期の急登を真っ直ぐに詰めれば富士見台へ到達し
一気にロケーションが開け足が前に進まない…青空の下、雪の中、幸せを独り占めだ

大天井岳方面と槍ヶ岳

目指す燕岳

北を覗けば~中央に餓鬼岳かな?左奥は針ノ木方面かな?

雪の稜線をアイゼン効かして登り詰めれば雪解けの岩場へ、ここでアイゼンを外し
一気に燕山荘へ詰めるが…この最後の急な階段がキツイ訳で…

燕山荘 裏手に到達…

見よ! 一気に広がるこのロケーション


そんなこんなで拙攻の二人が確保してくれたテン場へ急ぎテント設営だ
一杯のテントの中だが、ずうずうしくもほぼ真ん中を無理やり確保して設営
先行の二人に気持ちで感謝だ


テン場到着は14:45、テント設営は15:10
計画通り燕岳山頂を目指し空身で出発、イルカ岩、メガネ岩を見て頂上へ立つ。15:37だ

素晴らしい眺めを満喫し放題
やはり山は天気の良いのに限るね

表銀座一望…右の槍ヶ岳表示は笠ヶ岳の間違いだ!

穂高連峰

双六岳

立山方面

燕山荘と安曇野の街

気取るKko君、岩場で囀る鳥と同じポーズだね
そんなロケーションでお腹も一杯になった所で…ならん訳で
…お腹も空いて来たので
テン場に戻り恒例の宴の始まりだ。

いつしか夕日に空が染まり、1日の終わりを告げるショー待夢を皆で感激し
深い眠りに就きました
就寝は多分20時位だったかな?

5/3(日)ピーカン  
翌日の朝の目覚めも良いぞ!3:30起床で朝食準備
4:20過ぎには辺りは明るくなり、またまたショー待夢だ、小屋からテントから一斉に外へ
この時ばかりがトイレのチャンスで我々全員トイレへ駆け込む…やはり空いているね
その後でもショー待夢は十分でした

少し雲があるが富士山に感動しつつテン場を後に…今日は意外に長丁場です
歩き始めて15分ほどで南の方角が開けて来て
八ヶ岳方面が一望だ、そこに御富士様も
(この辺りからカメラの露出失敗で写真全滅だ…残念)

朝の陽を浴びる北アルプス…双六~水晶~裏銀座

八ヶ岳方面と富士山
槍ケ岳を見ながらの朝の稜線歩き…気持ちいいですなぁ
清々しく…吸い込まれそうな青空…
そんな満足を朝から頂きながら歩けば程なく蛙岩に
此処はやはり潜るしかないね
先行のパーティーが進むのを待って我々も行くが
意外に狭くザックを下ろさないと通れそうもなく
順にザックをリレーしての通過となった
通過後東斜面を覗くと難無く越えられる回り道が
付いており何も無理する事無かったかな?
まっ!話の種と言う事で…

そこからも稜線歩きはずっと続く訳で
大下りの頭からは目の前に大天井岳が聳えている
槍もかっこ良すぎだ

大下りをガーンと下り幾つかのピークを越える
トニカク素晴らく楽しすぎる稜線漫歩だ
           

蛙岩

蛙岩

大下りの頭

残雪を越えて

岩を越えて

槍を見ながら
           

こんな光景がずっとずっと続いている
稜線歩きからクサリ場に着くとここが切通し岩だ
慎重に下れば目の前に大天井岳への急な登りが
立ちはだかる

表銀座コースを切り開いた小林喜作のレリーフに感謝
急登の岩場をゼイゼイ言いながら登り詰めれば
大天井岳頂上…頂きました
           
素晴らしい眺めですが露出失敗!!写真が台無しでした(あぁ~残念だ)
満足の後の下りは要注意、と言ってもそれ程厳しい所はこの先無い筈だ
今回は喜作新道を諦めて常念岳に向かいます
大天井岳からゆるゆる下り未だ非営業の大天荘に着く、ここから更に稜線歩きが続く
中天井岳を越えて東天井岳の急カーブを大きく東に曲がって下れば一等三角点のある横通岳への稜線へと続く

小屋へ下る

大天荘

向こうに常念岳

東天井岳の道標


東天井岳の道標からのパノラマ
ずっと続く稜線の先に横通岳、常念岳、左に廃道となっている崩れ沢尾根

横通岳手前の稜線から振り返れば今来た東天井岳からの路が続いている

横通岳直下から涸沢を眺める…穂高がドーンと涸沢を抱えているなぁ
               
そんなロケーションを見つつ、三角点マニアのSさんは横通岳へ、我々は一足先に常念小屋へ向かいます
テン場到着は12:10…5:15に歩きだし稜線歩きはゆっくり7時間でした
少々疲れたかな?…
とここで明日の天気が微妙なので全員意見一致で蝶が岳縦走は止めてここから下山する事にし
テント設営後1:00出発で常念岳を今日の内に制覇する事に
ってなわけで慌ただしくテント設営、少し休んで常念岳に向かいます
三角点マニアのSさんは行かない!と言う事で留守番です。

疲れた足だが空身だと何とかなるね
九十九折れの急な岩場を皆無言で必死に詰める…徐々に空身にも重い足取りとなりペースダウン
単調な岩の急登を前常念岳の分岐を過ぎて最後のひと頑張りで常念岳頂上だ
なんとか
1:10位で登れたかな?

昨日に続き今日も鳥人が気持ちよさそうだ


何度も言うが写真が残念だ

そんなこんなで頂上満喫した所で空模様が少し怪しくなってきて
早々にテン場に下山、
下山し始めて直ぐに雷鳥の番に出逢いました。これまた幸せな得した気分だ
後はゆっくりビア待夢、夕食の後は寝るだけです。

夜半から雨がテントに当たるようになり風も強くなってなかなか眠れづ
そんなこんなで雨の朝を迎えました

5/4(月)// 
やはり雨…予定変更して大正解だ
雨ながら小雨でのテント撤収、後は一ノ沢に沿って下山
早々に大きな雪渓が続いていてアイゼン装着で下ります

急な下りを終えた辺りで青空が出てきて体温調節
此処が水場かな?
その後は笠原を過ぎ烏帽子沢を渡れば王滝ベンチだ
王滝ベンチではどこに滝があるのか探すが判らづで宿題を残し更に沢を下り
小さな池を通過すれば山の神神社へ
安全のお礼に手を合わせヒエ平ら登山口に到着だ


この登山口ではタクシーが待って居るが我々は事前にお願いしてあった車配送のお蔭で
登山口からほんの5分ほど下った所の空き地に止めてあった車でお風呂へ
無事下山、楽しかったね。


帰りのお風呂はホリデー湯四季の里でしっかり3日分の汗を流し
駒ヶ根でソースかつ丼でお腹を満たして帰路に就きました


次回また歩きたい稜線漫歩
ぜひ喜作新道を夏山で歩き、冬にチャレンジしたいな。
合宿、楽しかったです…お疲れ様でした。
C

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