美ヶ原~王ヶ頭(2034.1m)
(山本小屋する里館登山口1939m~王ヶ頭(2034.1m)
ホームに戻る
山の風に誘われて 目次に戻る

2014.12/14(日) 2名  

アルバムはこちら
地図とコースタイムはこちらから 
出逢った花や鳥たち


今週末日曜日、計画していた会の雪上訓練は悪天候のため中止となった
ならば二人で何処かへ出かけるかね?I君からの誘いを受けて
冬山登山の前哨戦…雪道歩きの訓練も含めて
悪天候覚悟で美ヶ原へ行く事に
百名山である美ヶ原は二人とも初めてで即決する


12/14(日)    
どのチャンネルを探して見ても天気予報は同じで大荒れ模様
何処へ行っても雪が降りそうだ
それでもそんな天気を覚悟で雪訓目的で待ち合わせしたのは、まだ真っ暗な5:30
高速代金を少しでもケチろうと途中まで下道を高速並みに走って距離を稼ぎ
皆が活動する頃に渋滞を避けて高速で一路目的地へ
今年初の雪道が高速に乗る前から始まっていて今日の山行の厳しさを予想させる


それでも時々顔を覗かせる青空に少しの期待も膨ませながら
初めての雪道走行を緊張感ピリピリで走り
岡谷で高速を降り有料の和田トンネルを経て

目的地への道へ左折する

左折すれば景色は一転、20cmほどの積雪の道路に一台の車の跡、新雪で深雪を走れば
その内に緊張感から楽しさに気分も変わり快適な雪道ドライブを満喫する
余り信頼の置けないスタッドレスタイヤだと思っていたが以外にグリップも効いて
50㎞位の速度でも安定してぐんぐん登る、取り敢えず登りは大丈夫だね
そんなこんなで楽しみつつ進めばビーナスラインに入り目的の山本小屋は直ぐだ。
早速駐車して周りを見渡すが、我々以外誰も居ず、雪は降りつつ、積雪も40㎝はありそうだ
少々躊躇するが此処まで来て引き返す事は想定外、早々準備してスノーハイクの開始だ
時刻は既に9:30を過ぎている。

トレースも無く深い深雪に手古摺りながら歩きつつ景色の無い雪景色に感動しつつ
何も無ければ迷走しそうな雪原を柵だけを頼りに歩けば美しの塔へ到着だ
証拠写真に納まりながら黙々と先を目指す
自分はスノーシュー、Iはワカン、それぞれ今年初の雪の感覚を楽しみながら
ワクワク…楽しい…
予定のコース通り塩くれ場へ到着し標識を確かめながら王ヶ頭を目指す。


降り続く雪だが風が無く意外に暖かい
休む事無くナダラカに高度を上げれば美ヶ原高原と書かれた看板に出くわし
周りを見渡せば目の前に王ヶ頭ホテルが建って居た
なかなか立派なホテルで泊まり客も居る様で人の気配を感じる
少し足を止めて休憩するも、停まって居ると寒いので更に先にある王ヶ頭頂上を目指す


頂上の証拠写真を摂ったら、さっさと先に進み、廃墟となった王ヶ山荘を見ながら
分岐を王ヶ鼻に向けて足を進めれば
雪を纏った、寒そうで暖かな木々の景色が美しい


先の王ヶ鼻には何も無く、この天気では景色も無くで早々に引き返す

来た道を戻り、直ぐの鉄塔で休憩できそうな場所を探すが良い所が無く
結局車道の戻り、廃墟の王ヶ山荘の軒下へ向かう
山荘に到着して周りを散索するとドアは鍵が無く簡単に中に入れるため
ちょいと中をお借りしてゆっくりと昼食待夢を摂る。ラッキーな休憩場所だ


ゆっくり休憩した後は来た道をヒタスラ帰るが依然降り積もる雪は変わらずで景色は全く無い
が、王ヶ頭ホテルの周辺にはテレビの中継アンテナが各社建てられて居る様で賑やかなアンテナ群だ



寒く景色は無いハイクだが深雪の雪と戯れながら
塩くれ場、美しの塔をそれぞれ観光しながら駐車場へ着く
予定していた茶臼山は時間の関係と天気の按配で中止にして早々帰り支度だ

帰りのタイヤの調子も良く滑る事無く、順調に走り
和田地内の温泉で汗を流し、昔懐かしい和田峠を越して高速で帰ってきました

終日雪が降りつつ、真っ白な世界でロケーションは全く無いスノーハイクでしたが
深雪の醍醐味と新雪の感覚を思う存分楽しめて
それはそれでなかなか楽しい山行でした
一番試したかったスタッドレスタイヤの効き目も確信できて
まずまず、何よりでした。
百名山も一座達成できました。


ホームに戻る
山の風に誘われて 目次に戻る