仙丈ヶ岳(3032.56m)

(仙流荘(860m)~北沢峠(2030m))
登山口北沢峠2030m(仙流荘から北沢峠まで(1170m)北沢峠から標高差1002.56m)
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2013.9/13(金)    3名

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夏に3000m級の駒ケ岳をロープウエーで登り気を良くしたI君を誘いこれまたアルプス
仙丈ヶ岳への案内を計画した。山の仲間のKkuさんも同行で三人での登山となった
自分としても過去二回登っているが余りロケーション的に満足行ってない山行だったので
今回は意外に期待する。
この時期の平日はバスの運行が限られており、一番でも8時発なので慌てずゆっくりの出発である。



9/13(金) 
ハンディ1:30程かけて我が街まで走って来るI君を4:30に待ち合わせ、Kkuさんを途中で拾い
高速を走りバス停のある仙流荘へ、途中工事中で迂回させられるが順調に7:20位に到着だ
まだバス関係はオネムなのか?切符売り場の小屋もカーテンが閉まったままだ。
ユックリのんびりしていると切符の発券が始まり始発の8:00のバスで北沢峠を目指す
バスは満員、臨時便も出す予定らしい

春に歩いた歌宿辺りを過ぎれば鋸岳も甲斐駒ケ岳もくっきり車窓から見えてワクワクだ
テンション上がりつつ北沢峠に無事到着、トイレを借用し、多くの登山者が
甲斐駒へ登るのを背にして仙丈ヶ岳へトップを切って…いざ!
一合目から順々に標識が付けられており、三合目で少し休憩した後、久しぶりの登山に喘ぐI君の尻を叩き
グングン登れば帰りにコースをとる五合目到着だ、その先六合目は直ぐでこの辺りから森林限界
振り帰れば鋸岳~甲斐駒ケ岳がすこーし雲に纏わりつかれながらもその存在をアピールしている
なかなかカッコいいね、どちらも制覇した山だ!

ウラシマツツジはそろそろ秋支度?意外に赤い
甲斐駒と反対を見れば鳳凰三山は雲の中だが北岳がかろうじて見える
あそこも六月、キタダケソウを目的で登ったね

そんなロケーションに囲まれながら開けた登山道を登る。
 
       
ハイマツの実をツイバみ飛び立つホシガラスを追いかけつつ、赤く染まったナナカマドの実に
目を染めつつ…見下ろせば馬の背ヒュッテが見える、そんなこんなで小仙丈へ到着だ
三角点腰に目指す仙丈ヶ岳を見上げて、今一雲の動きが速く頂上でのロケーションの遮りを気にしながら
先を急ぐ
           
小仙丈からは乾いた土と岩の登山道で歩き易いが先ずは細い尾根を徐々に
高度を稼ぎながら登る
仙丈小屋への分岐を過ぎた所で
やったね!7羽の雷鳥親子に遭遇、砂浴び中だ、邪魔をしない様に
写真を撮り先を急ぐ
   
           
少しばかり紅葉の始まった?稜線を歩きながら今回の目的でもある伊那の街を見下ろして見るが
何処がどこやら?伊那谷単身赴任の時、職場の駐車場から見上げる仙丈ヶ岳の左肩から昇る朝陽を見て
何時か仙丈から見下ろすぞ!…これが仙丈ヶ岳に登る大きな目標だったが?何処がどこやら?
冬の澄んだ空気の中でないと場所の確定は難しいね。

少しガスの出て来た稜線を登り詰めればやがて仙丈ヶ岳頂上だ。時間的にも意外に早く到達できたぞ!
少々遅れ気味のI君の尻を叩きつつ登った成果だ
頂上でお腹を満たし、ゆっくり休んで下山開始だ

下山は反対側の仙丈小屋を経由して馬の背ヒュッテを横切り藪沢小屋を通ってのルートだ。
先ずは小屋まで一気に下りナナカマドに囲まれた快適な登山道を軽快に進めばやがて鹿除けの柵のある
少し陰気な道になる。ここもグングン下ればやがて馬の背ヒュッテだ。
その先直ぐに藪沢に出て、冷たい沢水で英気を頂いた後少し登って使われていない藪沢小屋へ
その先二本の沢を越えてトラバース気味に行けば五合目、大滝の頭に出る
ここで登りのコースと合流だ。
ここから俄然ハッスルしたI君、先頭を走るように下って行く
ストックワークもなかなかだ。下りが苦手と云っていたのに克服したね。
 そんなI君の引っ張りもあり下山は2:00きっかり、これは先回一人で来た時より25分も早いじゃないか
恐るべしI君!!
北アルプスも夢じゃなくなったかな?
そんなこんなで北沢峠を当初の計画より1時間早い3:00のバスに
乗ることが出来て、仙流荘でゆっくり汗を流し集合場所へは
高速を走らせ6:40に帰って来ました


仙流荘までのバスの運転手さんの粋なガイドで、仙流荘に飾ってある
パロディの案山子の説明を受けて、なかなかやるじゃん
信州伊那、長谷の里…

『また来てね』(股、木テネ?)
                     
    
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