赤岳(2899.2m)

(地蔵尾根~文三郎尾根周遊ルート)
登山口美濃戸山荘1760m(登山口から標高差1139.2m)
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2013.8/10(土)   3名

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出逢った花や鳥たち


今年の9月初めに計画している北穂高からの縦走、その中のメンバーの一人Khさんは
相当な健脚で体力もあり問題ないのだが、岩場の経験が全く無い様だ。
鎖、梯子、三点確保の岩場の上り下りの練習だけはしておいた方が良いかな?
そんなこんなで八ヶ岳の赤岳を練習場として選び、Nさんを誘い三人での山行となった。
天気の心配は全く無い快晴の暑い一日になりそうだ。


8/10(土) 
集合場所まで1時間余りのドライブのハンディのあるKhさんを待って4:00出発。N氏、自分と
三人で高速を飛ばし美濃戸の駐車場へは予定より30分早い6:25到着だ
続々と先行する登山者を見送りながら早々に準備し6:35出発する。
今回は南沢から登山道を詰めて行者小屋へ向かう、多くの団体さんをグングン抜いて
先頭のNさんは調子良さ気だ、沢を渡り岩場と樹林帯の岩場を進むと
小屋までの中間地点位かな?巨岩の基に赤嶽神社と記された不動明王の碑が祭られた
沢伝いの広い場所に出る。ここで少し休憩だ
Pから南沢への沢伝いを歩きほぼ中間地点の不動明王の碑で休憩だ

沢を二度三度横切りながら苔とコメツガの樹林帯を
心地良いそよ風に迎えられながら…やがて岩肌の切り立った八ヶ岳の
中心部分が圧倒的なスケールで目の前を覆う、白河原だ。
ここからヘリポートの広場を抜けて樹林帯を行けば
必ず登山者がザックを下すだろう行者小屋に辿り着く。
駐車場の車の割には意外と静かだ。
ここから見る阿弥陀岳は圧巻で、反対側の横岳方面も岩場の厳しさが
伺える、当然赤岳は目の前に聳える。
休憩後、地蔵の頭に向け先ずは樹林帯を進む
今までと違い徐々に斜度を増し、最初の梯子に出逢う頃は結構
厳しさが増し、岩の山にキタァ~という実感だ
地蔵の頭までは梯子、鎖場、露呈の岩肌、気が抜けないね

地蔵の頭から行者小屋を見下ろす
露呈した赤岩を鎖を頼りに何度も360度の景色を振り返りながら行けば
やがて尾根に到着、お地蔵さんが出迎えてくれる地蔵の頭だ。
ここから横岳へと赤石岳へと分岐するが、殆どが先ずは赤石展望荘へ
向かう様だ。我々もそのまま小屋へ向かい、小屋で大休止だ。
小屋の周りには今年初めて出逢うコマクサが咲いており
一眼レフに納めるが…大失態!帰って来て整理の途中で全て削除?
大失態だ。そんな訳で今回は写真が少ないかな?
それでもイワキキョウやイワツメクサなどが咲く小屋周りは別天地
花に癒されながらお腹を満たし小屋の脇を通って限界尾根を
横切り赤い岩肌をグングン登れば赤岳頂上小屋へて…
ここで少しペースダウンのKhさんを待って頂上へ

頂上は大人気だ
それでも岩の片隅を確保し大休止のお昼を摂る。
赤とんぼかな?この頂上を覆い尽すほどの群れが目の前を飛び交う
佐久方面のロケーションは無くガスが登り詰めて来る
今日は霞がかかり遠くは望めないな。
頂上からは文三郎尾根尾根をの鎖と
岩場を慎重に下る
途中の花々が色鮮やかで
目に染みる。
滑りそうな砂と岩の登山道を下り
中岳との分岐へ出れば
ここからは高さが微妙な階段が
続き、疲れ果てながら
行者小屋への周回コースを辿る
ウスユキソウ 中岳分岐
分岐から見上げる阿弥陀岳の頂上には幾人かの登山者の姿が見える
今回も阿弥陀はお預けかな?
文三郎尾根の途中で見つけたコマクサは何とか写真に納まっていたね


単調な階段をこれでもかぁと越えながらグングン高度を下げると
樹林帯の中から行者小屋が現れる。今朝と違い大人気だ。
           
時間的にも計画通り順調で、取り敢えず岩場の練習になったかな?
振り返れば赤岳が頭の上に聳えている。
Khさんも山の素晴らしさにご満悦の様子だ。
小屋でしっかり休憩した後南沢の来た道を下山する。
赤岳の頂上からの下山でそうだったように、ここからの南沢下山では多くの登山者と擦れ違い
山の人気度が伺える。

小屋からは一度だけ沢に降りて清水で休憩しただけで一気に下山し
樅の木温泉で汗を流し渋滞も無く夕方6:00には集合場所に帰って来ました


   

今回の赤岳、初めての二人は大そうご満悦で、N氏も出始めから最後まで調子良く
ペースも落ちずに最高だったとか?
岩や鎖、梯子の経験はほゞ初めてのKhさんも9月の北穂高に向けて準備OK!って感じかな
天気も良く楽しい山行になりました。
                    

            

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