御嶽山・継子岳周遊(2858.9m)
登山口(濁河温泉1750m)~飛騨頂上(2811m)
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2013.6/9(日) 2

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会の自然保護部を担当しているKko君が、今月22~23に実施する雷鳥観察会の下見に計画している
御嶽山、継子岳に同行をお願いした。
源流釣りにはちと早いし、今月末に計画している北岳へのトレーニングも兼ねて
と思い、参加を希望し出かける事に
登山口は数あるが、今回は岐阜県側、濁河温泉登山口からだ
ここも久しぶりで懐かしさもあり、行ってみたくなった。

6/9(日) 薄
4:00集合、今回はKko君の運転でR19を北上し開田高原を経てチャオ御嶽スキー場を越える、
この辺りを夜に走り釣りに出かけた事があるが、月の明るい夜で感動をしたのを覚えている。
あの頃工事中の高原の路はすっかり整備されて走りやすい。
緑も輝いて風も爽やかで…
目の前の御嶽はもちろん振り返れば乗鞍岳が素晴らしい

濁河温泉の旅館街を過ぎて最終ゲートが登山口で既に何台かの車が止まっている
準備をしている登山者も何人かいる様だ。
朝焼けの空を目の前に見ながら国道を離れ、開田、日和田の高原から濁河登山口へ…いざ!

先ずは横道にそれて御嶽信者が滝に打たれ修行した仙人滝を見学、
落差30mのナカナカノ滝だ。そこから登山道に戻り標高差1100mの
登山道を登りにかかる。木道、石畳み等よく整備されており
両脇にはバイカオウレンが沢山咲いている
ポイントになる、ジョウズ岩、硫黄の匂いのする湯の花峠、かえる岩
壊れそうな避難小屋の立つ覗き岩、それぞれのポイントには
小さな釣鐘がありその横にこれまた小さな祠が祭られている
流石、霊山らしい登山道だ

    
この登山道には飛騨頂上までの距離が分かるように100m単位で標識が設置されていて、親切だが?
水の無いお助け水のポイント手前で振り返れば白山の連なりが良く見える
カメラを構えて何枚か撮り、いよいよ残雪の深くなった登山道を、今回の目的である雷鳥を探しながら
五の池小屋を目指す、途中の残雪の上に雷鳥の糞を何か所か見つけ出逢いへの期待を膨らましながら
森林限界を過ぎ、雷鳥岩も通り越して出逢う事無く五の池小屋に到着だ。
残雪歩きに時間がかかり、予定より早く出発したのだが、この時点で貯金を使い果たしていた

森林限界に出た辺りから見る乗鞍岳と北アルプスのパノラマ
左から北の俣岳、向こうに頭だけ見えている薬師岳、手前に聳える黒部五郎岳、
その右に笠ヶ岳、雪の稜線が続き、目の前に乗鞍岳

           
           
五の池で二週後の小屋の予約をして継子岳への周回コースへ取りつく
少し登れば継子の頂上から継子二峰への周回コースが大きく円を
描く様に連なっているのが見えるが、意外と距離がありそうだ
キバナシャクナゲは未だ蕾でそれ以外の花もまだ見当たらない
それよりも何よりも雷鳥に出逢えないのが残念だ
見つけるのは糞ばかりだ

人の手で立てられた鋭利な岩が乱立するピークを過ぎれば継子岳は
直ぐで、頂上で少々休憩を摂る。
その後コマクサ群生地を通り継子二峰へ、ここから一旦下り
噴火口の四の池を回り込むようにして周遊して五の池に登り詰める
意外に距離もあり時間もかかった



四の池周りにはキバナシャクナゲが一部花開き、ミネズオウ、
コメバツガザクラ、ミヤマキンバイ、等の花が見られた

 
継子二峰から四の池を覗く


周遊コースより三の池、剣ヶ峰
           
結局期待した雷鳥には逢えずで四の池から三の池を左に見ながら雪道を登り詰め
五の池まで帰り少し休憩をした後、遅れた時間を取り戻そうと急ぎ足で下山にかかる

ダブルストックでK君先頭でポイントで少しだけ休むが、一気にほとんどノンストップだ
下山のレポはほとんどなくて申し訳ないが、1:40で駐車場まで帰って来た
その後、濁河温泉の町営の温泉で汗を流し、着たコースを帰って集合場所には7:20着で少し遅くなりました

二度目のコースだが、今回は意外にキツクて前回と時間を比べてみると

登り五の池小屋まで 今回 1:35  前回 2:35
周回コース 今回継子岳 2:00  前回摩利支天と剣ヶ峰 3:20
下山後の池小屋から  今回1:40  前回 2:20
総時間  今回 7:30  前回 8:25

でした。体力の衰えかな?登りに時間がかかりすぎているなぁ?

今回の目的だった雷鳥には出会えなかったけれど、二週後の観察会に期待して


 
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