立山ライチョウ沢 BC(立山駅より)
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2013.4/19(金)~21(日)

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山スキーに逆上せている。それも本格的なBCに憧れている。
昨年の夏下見がてら立山の縦走をテント泊で行い、おおよその地形が把握できたのを機に
昨年の年末も計画したのだが天気が悪く計画倒れに終わった。
ホンでもってこの4月、雪の大谷観光の為にアルペンルートの開通だ。
その時期に…と計画を念入りに行い、いざ!決行だ!
天気予報が今一なのが気になるが、テント泊で2泊3日で立山に向かう。

4/19(金) 薄
初日は土日の混雑を避けて金曜日出発、5時起床で準備をして置いたランクルに乗り込み
一路高速を富山方面へ…天気は薄曇り、それ程悪くなさそうだ。
走り慣れた高鷲を過ぎると日本最高所の高速地点を通り清見JCへ
あらら…雨かと思いきや雪が舞ってて一気にドンよりした空に?
少々湯鬱になるがグングン走る。白川郷を過ぎ五箇山辺りまで雪が舞っていたが
城端まで来ると雨の降った後の晴れ間が覗いている
砺波JCから北陸道に入り立山で高速を降り、ナビに導かれて立山の駅へ
8:35到着だ。家から3時間15分、距離にして278㎞だった。

狙い通り平日と言う事でそんなに
混雑は無く、車も止められ準備にかかるが
少々雨模様で凹むなぁ
それでも昼から良くなると言う予報を信じて
駅へ
           
駅の中は韓国やら台湾のツアーの人達でごった返しており日本人は少ない様だ
ましてスキーの板を担いだ人は一組3名と自分だけのような?
ケーブルカーと高原バスの往復券を購入して一番最後に乗り込み立山を目指す。
ケーブルカーの窓越しには雨が雪に変わり辺りは新雪が覆っている様だ
程なく美女平でバスに乗り込むが満席で荷物券をスキーとザック分のニケ分支払手ぶらで楽ちんに

バスに乗り込む…がこの中でも日本語は聞こえない。
道中景色は望めづ、ずっと雪で剱岳も大日岳もぜーんぜん見えない。まして称名滝などガスの中だ

程なく室堂に着くが、途中見える雪の大谷はこんな天気なのに凄い人でごった返していた。

バスを降り、時間にも余裕があるので雪の大谷を見に出かけるが、余りの人の多さに入り口でリタイヤだ
早々スキー靴にはきかえて室堂を後にし、みくりが池から雷鳥荘へスキーで移動する
初めて滑る立山のBCだ、雷鳥荘前の斜面をテン場へ滑る
緊張の一瞬だが、滑り始めてしまえばなんてこと無く、意外にスイスイだ。

テン場は空いて居て早々にスコップで館の準備に取り掛かる。

           
 室堂から雪の大谷を見学してスキーでみくりが池温泉から雷鳥荘へ…その後はテン場へマッシグラダ
           
  

 11:37に取り掛かり12:20に完了、40分で仕上げました。その後は、先ずはビアー待夢
今回は歩行距離が短いので水物、食料をシコタマ背負い上げて来たんでテン場ではお金は要らないかな?
周りを見渡せば雲も時々切れて立山が顔を覗かせたり、山スキーヤーの姿が見えたり…

明日はいい天気になるかな?
そんな期待をしながら、取り敢えず今日は目の前の雷鳥荘前の斜面を滑る事に
           
    

先ずは雷鳥ヒュッテへ水を貰いに行くついでに地獄谷を見ながら雷鳥荘へ
テン場に向けてスイスイです。どれかな?シュプールは?
           
    

その後もう一本直登して雷鳥荘までを滑りました
初めての立山山スキー…いやぁ~最高ですなぁ
           
後はテントの中で丸まって
時々外を眺めやりながら
至福の時を過ごします。
豪華な晩餐です
 
           
この日の夜は風も無く静かにゆったり過ごせました。
          
 
4/20(土) 薄 
   

朝ゆっくり目が覚めれば辺りはすっかり明るくなっていて、テントから飛び出せば これだもの!
やったね!快晴だ!
奥大日に朝陽が照ってモルゲンロート、今日目指すライチョウ沢も雪が締まっている様で
雄山方面の立山連峰も昨日と違って綺麗に見えます。

軽く朝食を摂り、トイレを借りがてら雷鳥ヒュッテへスキーで登り
昨日と同じくその足で雷鳥荘へ…
先ずは朝の一本を滑ります

その後はいよいよライチョウ沢を登り詰め行ける所まで、行ければ剱沢乗越まで行きたいなぁ
           
クト-装着で雷鳥沢の急斜面をガンガン上るのですがクト-が余り効かずに苦労する場所も
所々あり意外に厳しい、滑ればそのまま滑落しそうだ…慎重に
赤い旗を目印に登るのだが目の前の目標地点はまだまだだ、
何組かのパーティーと同じようなスピードで抜きもせず抜かれもせずに登る
皆、スキーかな?と思いきやアイゼンでボーダーを担いだ人も多い
スキーと思いきや分割式ボーダーだったりで、トータルボーダーの方が多いかも?
           
眼下にキャンプ場、雷鳥荘が見える。遠くに見えるは薬師かな?
真ん中の写真は目の前の別山乗越、右は我がシュプール



別山乗越の剱沢御前小屋が見えて来たところの目の前の急斜面に皆苦労している様で
スキーを脱いでアイゼンでクリアーしている。2710m辺りだ
どちらにしてもこの氷のような斜面は自分の腕では怖いな?と考え、ここまでで登行は終了とし
ここから滑る事にして、いざ!

アイスバーンではないが意外に表面は固く、滑りやすい

途中2~3度立ち止まるが一滑りだ
登りに1:30、下りのスキーは15分位か?
           
取り敢えずテントに戻り空いたお腹を満たす事に…、そうなれば当然ワンビアーだ
靴をテン場シューズに履き替えて寛いでいると…ありゃりゃ?あれから一時間ほどしか経ってないのに?
辺り一面ガスって来ました、その内雪が舞い下りて来て急変です
仕方ないので回復を待ってテントで休むが…回復の兆しなし!
天気予報もそんな感じだったので当たったね!

どうしようか迷っている間に何時しか昼を過ぎて2時に、増々雪は大粒に…
まっ!いいかぁ!
そういう訳で目の前にあるお風呂に入りに雷鳥沢ヒュッテへ
500円で貸切です
    

風呂上りはテントの中で愚だ愚だだ
今回とっても役に立ったテン場シューズや、立山駅からの往復切符やら
写真に納めて…
ラジオを楽しみ時を過ごす
無駄な様で無駄でないんだなぁ、こんな時間が…ナースログの時だ。
           
テントの中は深々と降る雪のお蔭で暖かく
テントに降り積もる雪を時々手や足で内から払い
ザクッ!ザクッ!っと周りに落とす

その内テントの周りに雪が積み重なってテントを押しやる!

そんなこんなを繰り返し、知らず知らずに
深夜12時までウツラウツラだ。

明日の朝までゆっくり眠る為には、っと気合を入れて
外へ出て除雪をしてぐっすりだ。
 

4/21(日) 
朝起きたらこんなんです、結局昨日の昼頃から降り続き
スキーはお預けだ。

今日の朝もまだ降り続いていてとてもスキーに出掛ける
気分にならない。
目の前の雷鳥荘からのゲレンデは
若者たちの奇声が聞こえるが
雪のせいで視界は悪い、

どうしようか悩むが、ゆっくりテントを撤収し
午前中に下山する事に、

もし天気が回復すれば国見岳へでも行けばいいかな?
そう思いながらテントの片付けに入った。
           
結局降りしきる雪の中でのテントを撤収して室堂に向けて帰路に就く
7:00に起きて8:30に撤収して室堂へは9:50到着だ
天気の回復は見込めず、まだまだ降りしきっている
また来るよ、と10:00丁度のバスにゆったり乗って11:00のケーブルカーで駐車場だ
スムーズに一気に下山だ
           


雪の大谷を走る
  

 
     
  結局ケーブルカーを降りても雪は降り続き
この時期には珍しい大雪です

昨日も温泉入ったのに、帰りもやっぱり温泉だね、と
グリーンパーク吉峰温泉で汗を流し
高速で家路を急ぎました。
           
山スキーを覚えてから行きたくて行きたくての立山、
今回はしっかり滑ったぞ!って訳には行かなかったが
勝手が分かったのでこれからは毎年行けそうかな?

また行くぞい!



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