HE谷釣行 (飛騨川水系OSK川支流)  ホームへ戻る 
 
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  2012.8/30(金)ー31(土)  3名    前夜車中泊

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初めての源流岩魚釣りをしたいと言うKさんと釣りにハマっているK君をを連れて久しぶりのHE谷へ
出かけた。結構厳しいルートで逆に山岳会のベテラン2人に連れて行って貰う位の感ではあるが
そうなる事やら?果たしてKさんに釣らせてあげられるかな?
ザイル、ハーネスなど沢登装備必携で出かけました

 

2012.8/30(金曜日)    

瑞浪で待ち合わせ買い物をして19時チョイ前に出発
R19を恵那に向かい一路下呂方面へ、飛騨小坂から目的地に向かう
前回は出足から雨だったが今回は多少パラツクが持ちそうだ
到着は21時チョイ過ぎで意外に早く着いた
早々鶏ちゃんで宴を行うが二人とも余り呑まないので
殆ど一人の独宴となった。
2人はテント、自分は車に分かれて眠りについたのは23時頃だったかな?
                                                        

2012.8/31(土曜日)    

意外に暑く4時頃目が覚めるが、周囲の暗さにもう一度布団に潜り込む
結局4:50頃皆起きて方付け、準備に取り掛かり、出かけたのは5:30前だった
林道を100m程進み川への道を九十九に下ると川に降りる。
今日の行程を考えると距離的に少しキツイため、暫くは釣らずに遡行する計画で
ただヒタスラ歩く。
早々K君のスピードダウン、少しばかり調子が悪いらしい
時々休憩を挟んで左岸から流れ落ちる滝を眺めながら大休止
その後、最初の大淵を右岸から越せば直ぐに、大木の架かるF1だ
この大木は以前、滝の落ち口に架かっていた様だが今はご覧のとおり、
少し手前の斜面を巻く、最初の巻だ

真っ暗から徐々に明け入川地点へ 渓歩きを満喫しながら最初の大釜へ
           
少し手前の踏み跡を目当てに急斜面を登ると右に方向を変えて更に登る
やがて檜の立つピークに立ち後は下降だ。
眼下には沢が見えるがこの高度感はなかなかで、F1淵を覗き込むと
足が竦む
下りのトラバースも少しイヤらしいが慎重に行けば問題ない
最初の通らず F1 ゼイゼイ!でも踏み跡もしっかりしていて問題ない巻だ
           
この巻は10分だ
巻が終わればいよいよ釣り始めだ、此処まで我慢してきたんだから釣れてくれよ?大物!
降り立った先のポイントでKさんに恵みが…、良かった、これでゼロは免れたね
一時間ほどポイントを狙って三人で釣上るが、皆、何とか魚籠に恵みを頂く事が出来て
取り敢えず一安心、連れて来た役目はひとまず果たせたかな?
後は釣れても釣れなくても安全に遅くならない様に気遣うだけだ、これが大変なんだけどね。

そうこうして釣上ると二つ目の巻ポイントが、
この大淵は右岸のテラスをトラバースするが、足場が狭く滑れば真っ逆さま!
何とか慎重に越すが、あれれ? 3mが降りられないなぁ、垂直だ!
此処は頭の上に架かっている大木にザイルを掛けて懸垂下降する事に
何とか全員降り立つが、下から見上げればそれほどでも無く、もしかしたらもう少し上方から
降りられたかも…、でも安全第一だからね。この巻に20分かかったなぁ
           
 
さぁ、ここから釣り始めるぞ! この大淵も右岸から巻くけれど…降りられないなぁ?ザイルだ
               
微妙な巻の後は更に好ポイントが続き、結構釣れるが意外にオチビだ。
おかしいぞ?この谷はサイズが揃っていて、今まで25p前後でそれ以下は居ない!
そんな谷だったのに…??? 取り敢えず22p以下はリリースを合言葉に釣上る
それにしても22p前後が多く、時々釣れるそれ以上を魚籠に頂きながら遡行する事
1時間40分位、そこそこの釣果に満足して上流を眺めると、やっと来ました、この谷の
今回の遡行の最大の滝、M滝、此処はこの滝の手前右岸から高巻くのだが、最初の登りが
結構急斜面で厳しい、それを越せば後は問題なく滝の上流に降り立てる。
 
   
途中草付の山肌が削れて土がむき出しになった斜面も有り…で
意外に険しい、が、一歩ずつ足を大きく持ち上げて進む。
途中から右に大きく方向を変えて山肌を登ればピークのテラスに出る
此処からは直ぐ下へ苔付の岩に沿って滑らない様に下る、
そうすればM滝の落ち込み口は直ぐだ
M滝の巻は結構急な斜面で滑らない様に…下降は簡単だ
M滝
           
時間を見ると10:50、駐車場からM滝の巻き終了まで5:30位掛っている、少々粘りすぎか?
少し急ぐ様、二人を促すが?釣れても釣れなくても、ここぞと言うポイントで粘る!粘る!
そんなこんなで次の巻のポイントへ着いたのは既にお昼を周っていた。12:20だ
遅くても14時には帰路の谷に到着したい、そんな気持ちがついつい言葉に出てしまい二人を急かしてしまう

良型を魚籠に頂きながら残留ザイルを利用しての直登のポイントに着く、此処まで時折大粒の雨が降っては
止んでを二度ほど繰り返していたが、ついにここで更に大粒の雨が…
雨の中つるつるの岩をトップでヘツリ、登り、ザイル確保で二人が続き、更にザイルで下降、
そんなかんやで難しいこのポイントもクリアーだ、
今回は」沢登か?釣りか?どっちだ?
どっちにしても、両者とも満喫できる遡行だな。
此処をクリアーすると時間は12:55、丁度、雨も止んでくれた。
           
好ポイントで良型を釣りながら次のポイントへ 雨降る中つるつるの岩をザイル使って何とかクリア
           
此処から更に釣上ると、納竿地点の左岸からの沢に出逢う
今日は此処までだが、結構時間に追われて気を遣う釣行となった。だが途中から急かした甲斐あって
納竿地点への到着は14:10だ、一応計画書通りとなったがまだまだ帰りの先は長い

魚を捌き荷物の整理をして帰路に就いたのは14:45、ここから車まで3時間位の歩きが始まる訳で
始まりは小沢ながら結構な急な滝続きの直登となる。
           

納竿地点
更にポイントを探りながら釣上り、納竿とする
       
急な小沢は延々と続き高度を一挙に上げてくれる
途中、伏流していて、又、現れる…を二度繰り返し、そろそろかな?
と言う頃に空が真っ暗に…
K君は運動不足かかなり苦しそうでペースダウンだ、頑張れ!!!
           
 
小沢の登りは延々一時間の余かかり、やっと林道へ…と言う頃に空が急変して、
雷と豪雨に襲われ慌てて雨具を着込む。
沢から林道へ続く路の目印を頼りに林道へ、出てビックリ、川だ!!!

林道歩きは川歩きとなり皆無口でヒタスラ歩く、歩き疲れて飽きた頃に少し空も明るくなり
雨も小降り、そうして林道ゲートが見えたら皆で万歳だ!
濡れたままの格好で、車のシートが濡れない様にマットを敷き急いで温泉、ひめしゃがの湯へ、

ゆったり濡れた体を温めてさっぱりして帰路に就いたのは既に六時を回っていた。
心配しているだろう、それぞれにメールを入れて安心を確認した後
下呂の『かばや』の懐かしいカウンターで豪勢にお腹を満たし、飽きない『こざと』の鶏ちゃんを仕入れ
瑞浪に無事帰って来ました。
           
   今回はK君11匹、Kさん3匹、
俺は9匹、
頭は32p、リリースはかなりだ、
それ位オチビ(22p以下)だったなぁ

おかしいなぁ?この谷には
25p以下は居ない筈なのに…

でも、沢登と釣行との
両方を贅沢に楽しめたし
おまけにフルコースでウナギに
鶏ちゃん紹介して
皆満足でしたか?
我が姿と林道
 
真っ暗になって来たね  美味しそうだろ?美味しいんです
                                                                                

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